Google Tag Managerとは

こんにちは、株式会社クリエのIT制作部の鷹尾です。
今回は、Google Tag Managerについて紹介します。Google Tag Managerは、様々なタグを一元管理出来るGoogleが提供するツールです。Google Analyticsの計測もタグの一種です。Google Tag Managerを活用し、Google Analyticsの設定が楽に行えます。

1.Google Tag Managerを使うメリット

Google Tag Managerは、Googleが提供しているタグを管理するためのツールです。無料で利用可能です。

Google Analyticsで計測を行うには、タグを各ページに挿入する必要があります。Google Tag Managerを使用すると、Google Analyticsの記述はGoogle Tag Managerの管理画面で行えます。Google Analyticsとの相性が良いので、追加実装が簡単になります。
・イベント機能のデータ取得
・カスタム指標を使ったデータの取得
Google Analyticsの場合はコードの追加が必要です。

Google Tag Managerを使用すると、追加の実装を行うことなくデータを取得出来たり、少しのHTML修正で済みます。そのため、実装難易度や手間がかかるので諦めていたデータ取得が容易になり、利用動向について詳しく把握出来ます。
例えば、あるページでファイルがあり、ダウンロード出来ます。ファイルは月に1回追加・変更がされます。
Google Tag Managerを使用していない場合は、ファイルごとに「イベント」の記述を追記する必要があります。また、ファイルの追加・変更の際にHTMLの書き直しが必要になります。しかし、Google Tag Managerを使用すると、Google Tag Managerの画面上で設定出来て、ファイルの追加・変更の際に自動で対応出来ます。

Google Tag Managerを使うメリットまとめ

・様々なタグを一元管理(タグマネジメント)が出来る
・コードの追加必要なく、Google Tag Managerの管理画面から追加実装可能

2.タグマネジメントとは

Google Tag Managerを使うことで、様々なタグを一元管理(タグマネジメント)が出来ます。以降、タグマネジメントについて説明します。タグマネジメントとは、アクセス解析ツールやWeb広告などで利用している「HTMLタグ」の管理を指します。タグマネジメントでの管理は、Webサイトの全ページに各タグマネジメントツールが発行するタグを設置し、管理画面上で登録することで利用可能になります。

主なタグマネジメントツール

現在、国内で主に使われているタグマネジメントツールは、Google Tag ManagerとYahoo Tag Managerです。以下、タグマネジメントツールの概要になります。

Google Tag Manager

Googleが提供する無料のタグマネジメントツール。Googleアカウントが必要でGoogle広告やGoogleAnalyticsなどのGoogleのサービスと連携出来る。

Yahoo Tag Manager

Yahooが提供するタグマネジメントツール。Yahooプロモーション広告の利用があり、YahooビジネスIDの取得も必要。Yahooプロモーション広告、Yahooディスプレイネットワークなどと連携出来る。

タグマネジメントのメリット

タグマネジメントツールを用い、タグを管理しなくても、直接ページにタグを挿入すれば、Webサイトにアクセス解析ツールを導入可能です。しかし、直接タグを挿入するデメリットがあります。
・タグの全体像の把握が難しい
・Webサイトが重くなる

タグの管理が簡易化

タグマネジメントツール上でタグの設置・削除が可能。また、導入しているタグをタグマネージャー上で一覧確認出来るため、タグの管理が容易になる。

Webサイトの安定化

タグマネジメントツールを導入すると、HTMLソースに複数タグを設置する必要がなくなり、表示速度を改善出来る。

あとがき

Google Tag Managerについて説明しました。今回は、Google Tag Managerを使うメリット、タグマネジメントを紹介しました。次回は、Google Tag Managerの登録方法について紹介します。

まとめ

 
参考：Googleタグマネージャとは？初心者でも分かる利用方法と導入手順、『タグマネジメント』基礎編！導入メリットと種類、注意すべきこと。、タグマネジメントとは？ツール導入のススメ！