T検定とは


こんにちは、株式会社クリエのIT制作部の田中です。
今回は、T検定について紹介します。

1.T検定とは


T検定とは統計的仮説検定の一つです。

仮説検定とは

仮説検定は、仮説について正否を判断する方法です。正否の根拠として、確立を用います。数学では100%の確率で成立しなければ正と認めない仮説も、仮説検定は「ほぼ認められる」と言える確率を根拠として正と認めます。

T検定とは

T検定は、「T分布」を使用した検定です。T分布は、正規分布の母集団について、データの散らばり方「母分散」が分からない場合に用います。母分散が分かると母集団の平均である「母平均」が分かるので、標本のデータを分析するために用いる分布です。

T検定を使用する理由

仮説検定は、多くの方法があります。しかし、T検定は母集団の分散が分からない場合に用いる方法です。実際、母集団の分散が分かっている場合は多くないです。そのため、T検定は様々な場合に使われます。
また、T検定は少ないサンプルで母集団の分散を算出出来ます。そのため、母集団に対して、少ないサンプル数しか集められない場合にも、利用されます。

あとがき

今回、T検定について紹介しました。次回は、T検定の方法・手順について紹介します。

まとめ

  • T検定について紹介しました。

 
参考:統計の中でも最重要分野のひとつ、t検定について徹底解説!t検定とは?種類と手順を解説!